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DIARY

2003/07/22(火)

恐怖の心霊体験
そろそろ季節も“夏”ということで、
今年もまた、オカルトのシーズンがやってきました。

かつて、雑誌の連載コラムに書いたように、
この俺には、霊感というモノがまったくそなわっていないので、
巷では、みなさんの怖いオカルト体験がピークを迎える夏がやってきても、
俺は毎年毎年、じぇんじぇんその手の体験ができず、
いっつも、他人のその手の体験談を、指をくわえて聴く役目。

「うう・・・くやしい・・・俺も今年こそは、人に自慢できる“オカルト恐怖体験”がしたい・・・・」
そんな希望を胸に、今年も来るべき“オカルトな夏”にそなえていた俺であるが、
いやはやなんと、とうとう先日、ついに俺にも、オカルトめいた話があったのである。

みなさんは、“お菊人形”というのを御存知か?
かなり有名なお話で、
万念寺というお寺の本堂に安置されている髪の毛が伸びる人形なんだけれど、
じゃじゃじゃじゃ〜〜〜〜〜〜〜ん!
な・ななんと、そゆのが俺の家にもあったのだ!


それは・・・・何を隠そう・・・ブラシの毛が伸びる歯ブラシ、
そう・・・お菊人形ならぬ・・・恐怖のお豚歯ブラシである。


御存知の方もいるとは思うが、
俺は、歯ブラシにうるさい。
目下、天然素材の豚毛の歯ブラシを使っている。

ある朝、歯を磨こうと、寝ぼけまなこをゴシゴシこすりながら、洗面台に立った俺。
歯ブラシを手にし、お気に入りのハイドロキシアパタイト15%配合の歯磨き粉をつけようとした瞬間、
ブラシの異変に目を疑った・・・

「うわっ!け・け・け・毛がのびてるううううう!ぎゃああああああ!」

そうなのだ。
新品の時には、きっちりと、“やまぎりカット”に整っていたはずの豚毛が、
もう、てんでバラバラ。
まるで、手入れしていない芝生のように、
さもなきゃ、
まるで、時代劇に出てくる浪人の前髪のように、
不揃いで、伸び放題なのである。

嗚呼・・・・・怖い・・・・怖すぎる!
きっとこれは、“豚の祟り”に違いあるまい。

おそらく、歯ブラシにされた中国あたりの豚の怨念が、
このような世にも恐ろしい怪奇現象を起こしたのだ。
・・・・恐るべし豚の怨念。


・・・・・・・・・・・・・・・・


まぁ、豚には悪いが、
というわけでとうとう、
俺にも、自慢できるオカルト体験が訪れたのだ。
めでたしめでたし。だははは。


もちろん、現在その歯ブラシは厳重に封印してある。
こんだ時間があったらどこぞのお寺にでも、供養をお願いしようと思っている・・・
合掌。




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